HDLコレステロールとはコレステロールなど脂質は血液中では単独でいられないので、たんばく質にくつついて存在しているのですが、これをリボたんばくといいます。このリボたんばくを遠心分離器にかけると、カイロミクロン、超低比重リボたんばく
(VLDL、低比重リボたんぱく(LDL)、高比重リボたんばくくHDUに分かれます。HDLコレステロールというのは、このHDLに含まれるコレステロールのこ
とです。VLDLはごく少量なので、一般にコレステロールというとLDLとHDLの二つを指します。
略語の説明
HDL-Cというのはhigh densit lipo-sterol protein chol ハイ デンシティ リポプロティン コレステロール)の略。
高比重リボたんばくコレステロールという意味です。施設による基準範囲のばらつき 基準範囲に男女差をつけている施設が多く、男性は36〜67mg/dl、女性は40〜10mg/dlくらいの間に設定されている程度。上限値がないものもあります。
●コレステロールなのになぜ高くてよいのか
コレステロールは動脈硬化をもたらすものというのに、なぜHDLは40mg/dl以上となっているのか、確かに不思議ですね。しかし、同じコレステロールでも、このHDLは低すぎるのがよくないのです。善玉コレステロールとか、悪玉コレステロールという言葉を聞いたことがあるのではないですか。その善玉コレステロールというのが、このHDLなのです。悪玉といわれるのはLDLコレステロールです。
●なぜ悪玉と善玉なのか
LDLコレステロールは動脈の内側にへばりついて動脈硬化を促進するために悪玉と呼ばれるのですが、HDLコレステロールは動脈の内側にへばりついた悪玉LDLをとり除く働きをするので善玉と呼ばれます。事実、心筋梗塞などを起こした人を調べると、LDLが高く、HDLが低い人が多いのです。
●低いのは治せるのか
低い、高いはある程度家系的な問題があります。昔から長寿の家系の人のHDLは高い傾向があるともいわれています。その他、喫煙、ストレス、肥満、運動不足などもHDLを下げると考えられています。病気では糖尿病の人にHDLが低い傾向力くあります。適度のアルコールはHDLを上げることで知られてもいます。「いいこと聞いた。長寿のためにおおいに飲もう.′」なんて、そんな。お酒の飲みすぎは成人病への近道であることは確かなのですから、深酒にはご
用心。 |