総称してオビスギと呼ばれているものには、大別してアカとクロの2系統、15の品種がある。飫肥杉は、成長が早く、特に肥大成長が旺盛で、県内はもとより鹿児島県、大分県、熊本県外でも植栽されている。
アカ
アカマ、またはオビアカとも呼ばれており、心材部が淡い赤色で最も材質が良いといわれている。挿し木苗の発展が悪いので、大半は2年生苗として山出しされ、幼令時の成長は余りよくないが、20年生頃から旺盛となる。
幹は通直で円形、樹皮は滑らか、枝付きはやや上向きで枝形は短い。また葉は太く短い。
クロ
樹皮が荒いことからこの名が付けられている。心材部の淡赤色のものが多く、幼・壮令とも成長が旺盛であることから、アカ同様好んで植栽され、地域外へ出荷あれている苗の多くはこのアラカワである。
なお、幹は通直やや正円で、枝は細長く、横向きの直枝が多くなっている。宮崎市内青島地域に生育し青島アラカワと呼ばれているものもある。
タノアカ
心材部が淡赤色で、宮崎郡野田町を中心に苗木が生産されていることからこの名で呼ばれている。また、樹幹は通直、やや正円で材質が良いことから苗木は広く県外へ出荷されている。
樹皮はやや滑らかで、枝は細くやや上向きであり、葉は太く短い。
その他、アカ系のものとして、エダナガ、ハアラ、ガリン、ミゾロギ、ヒキ、トサアカ、ヒダリマキ、ゲンベエ(ギンニョム)がある。
また、クロ系のものとして、クロ、トサグロ、チリメンドサ、カラツキ(ハングロ)がある。
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